玉露の淹れ方
玉露を淹れるときは、なるべく小さめの茶器で淹れるのが美味しさを引き出すポイントです。
玉露はたっぷりの茶葉に、同量程度のお湯をいれます。
贅沢なくらいの淹れ方が、玉露の本当の美味しさを引き出す秘訣です。
茶葉の量 | 適温 | 蒸らし時間 |
---|---|---|
8g | 約40℃ | 3分 |
熱湯を急須に注ぎ、急須を温めた後に、その湯を湯のみに注ぎ、湯のみも温めます。器が温まったらその湯は捨てます。
- ◆器を温める理由
- 急須をあらかじめ温めることにより、急須の中の温度を均一化し、茶葉のうまみを抽出することが出来ます。
茶葉をティースプーン2杯(気持ち多め)に入れ、湯冷ましの湯を注ぎます。湯の量は茶葉が浸るぐらいが適量です。
- ◆湯を少なくいれる理由
- 玉露は出来るだけ濃い茶汁にして、独特の甘味と香りを楽しむために、湯の量を茶葉と同量くらいにして出します。
湯冷ましに湯を入れて冷まします。湯冷ましを包み込むように持ってみて、人肌程度にあったかく感じるくらい(40~50℃)が丁度良い温度です。
- ◆ぬるめの湯で出す理由
- 茶葉は高級なものほど、甘みだけでなく苦味や渋みも多く含まれています。玉露などの高級茶葉は、低い温度で出すほど甘くおいしいお茶になります。
蓋をして3分ほどゆるりと待ちましょう。茶葉がふっくらと広がってきたら、湯のみに少し注いで色を確認してみましょう。
- ◆長めに蒸らす理由
- 湯の温度が低いため、茶葉の旨みを抽出するのに時間が掛かります。あせらず待ちましょう。
湯のみに少しずつ順々に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぎきりましょう。
- ◆注ぎきる理由
- 最後の一滴には茶葉の旨みが凝縮されています。そして、注ぎ残しがあると茶葉が開いてしまい、苦味や渋みが出てしまいます。きちんと注ぎきることによって二煎目もおいしく飲むことが出来ます。